大町で9日、若者を中心に人気の”eスポーツ”の体験会が開かれました。若者を中心に人気ですが、参加したのは若者ではありません。
【波佐間崇晃アナウンサー】
「大町町のこちらの会場ではeスポーツの体験会が開かれています。モニターの前にいる参加者は全員70歳以上です」
この体験会は、対戦型のコンピューターゲームで腕を競うeスポーツを通じて、高齢者に触れ合いの場をつくり認知機能の低下を防ごうと大町町が企画しました。
9日は70歳から85歳までの14人が参加。パズルゲームの「ぷよぷよ」や、レースゲームの「グランツーリスモ」で腕を競いました。
【参加者(73)】
「高齢化が進んでいるところであれば、(外に)出ることもできない高齢者もたくさんいるので、そういう方とリモートでつないで対戦したりして。良いスポーツだと思います」
【参加者(72)】
「家でやるときは1人でやるから面白くない。すごく興奮するのと、体が熱くなってくる。頭を使っているのかなという実感があります」
大町町の高齢化率は今年4月末時点で39.9%と、県内でも高く、町は今後も定期的にeスポーツの体験会を開いていくということです。